Smile Network Japan 笑顔を世界につたえる

ごあいさつ

日本は1995年に戦後最大級の災害、阪神・淡路大震災を経験しました。今では立派なビルが建ち並び、災害当時の印象は影を潜めるまでに復興しました。しかし、災害から16年経過した今でも、当時の被災者の中には未だ災害の影響に苦しんでおられる方々がいらっしゃるのも事実です。一度起きた災害による被害は、目に見える被害だけではありません。心の被害、肉体の被害、育ってきた家がなくなることによる精神ストレスとさまざまな被害が16年以上たった今でも人々を苦しめています。それが阪神・淡路大震災という悲劇です。

そして今回、東日本大震災という未曾有の大災害に見舞われました。多くの方が「何か自分に出来る事はないか？」と考え、少しでも助けになればと多くの方が募金をされています。しかし、その支援に対する気持ちや行動が一時的なもので終わってしまっては、決して十分ではありません。

我々が考えている支援は、
「今の気持ちを10年20年と持ち続ける事」
「今の支援を継続して行う事」
「今回の大災害を風化させない事」

被災者の方々が本当に大変なのはこれからです。今から10年20年と災害の傷跡と戦い続けなければなりません。我々スマイルネットワークジャパンは、この東日本大震災をきっかけに発足しました。そして、継続的な災害支援に貢献できるように、善意の輪を広げる活動を行ってまいります。また今後、災害支援だけではなく、文化交流や環境保護等の分野においても非営利団体としてさまざまな活動を行います。そして、それらの活動の基盤となるのが皆様の笑顔のネットワークだと思います。是非、私たちと共に笑顔のつながりを広げて頂けることを期待します。

一般社団法人スマイルネットワークジャパン
代表理事　小倉　基宏